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 アンガーマネジメント

家事、育児、仕事と忙しい毎日を送られている保護者の方はたくさんいると思います。お仕事が休みでも、家事と育児にお休みはありませんよね。

疲れが溜まったり、寝不足の日が続いたりするとイライラすることも増えてきます。自分のペースで家事が進まない時やどうして我が子が泣いているのかわからない時などは、親である私たちが泣きたくなりますよね。

近年、「アンガーマネジメント」という自分で怒りをコントロールするための心理トレーニングが注目をされています。

アンガーマネジメントとは

アンガーマネジメントは、アメリカで生まれました。もともとは、犯罪者の矯正プログラムのために利用されていたようですが、最近では企業や福祉の現場でも活用されていて、子育て世代からも注目をされています。

テレビなどのメディアをはじめ、育児本や育児サイトなどでも取り上げられる機会が増えている「アンガーマネジメント」は、私たちの生活でも手軽に活かすことのできるトレーニングです。

実践方法①:心の中で6秒をカウントする

子どもを怒りたくなくても、イライラしてつい叱ってしまったことがあるという方もいると思います(おもちゃを片づけない、食事中に遊ぶなど)。

その怒りは、人にもよりますがだいたい6秒ほどでピークを迎えるといわれています。つまり、6秒間を乗り越えれば、子どもに怒りをぶつけなくても済むのです。

イラっとした時は心の中で6秒を数えてみてください(数えている間に深呼吸をする、別の部屋に移動するのもおすすめ)。

6秒を超えて少し余裕が出るようであれば、そのまま10秒まで数えていけば、さらに怒りを収めることにつながります。

実践方法②:どのような場面で自分がイライラするかを分析する

日々の育児の中で、自分がどのような場面で子どもに対してイライラするか、怒っているかなどをメモしておきます。

後から見直すと、大体の怒りの傾向が見えてきます。怒りの原因を解明することで、同じような場面に遭遇した時に、あらかじめ対応することが可能となってきます。

例えば、パートナーの仕事の帰りが遅く一人で子どもをみている時。「お風呂の前はいつもおもちゃを片付けるが、子ども一人ではできない。」→「食後の洗い物をしている時に限って、できないと泣いて呼びに来る」→「洗い物が終わらない、お風呂の準備もできない」→思うように家事が進まないのでイライラする

というようなことが日常的にあるとわかっていれば、お風呂の前にしている洗い物の時間帯をずらす・お風呂の準備は子どもが一人で遊んでいる時に済ませておくなどの対応が取れます。

「本当はこの時間までにこれがしたかった」など、いろいろとタイムスケジュールがあると思いますが、子どもがいると予定通りにいかないのが普通です。時にはできなくてもあきらめる、しょうがないという考え方で、少し楽になりますよ。

人によって、怒りを感じる場面は違うので、自分の怒りの傾向を知ることは大切です。メモをするのが手間だと感じる方は、携帯のメモでもいいので少し記録をしてみてください。こんなことで怒っていたのかと、改めて気づくことがきっとあると思います。

まだ上手に言葉を話せない赤ちゃんの時期や、少し大きくなっても自分の気持ちを伝えられずに泣きじゃくる時期は、子どもとのコミュニケーションに悩むところです。

「アンガーマネジメント」を上手く活用して、どうして自分がイライラしているのか原因を解明して怒る回数を減らすなどにつなげていくことで、私たち親のストレス軽減にもつながります。少しでも毎日の子育てを、笑顔で楽しくしていきたいですね。

参考

子育てに役立つアンガーマネジメントとは | 赤ちゃん成長ナビ(工藤紀子医師 監修)

一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会

2020/10/28 更新

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